終末論とエリアーデの仮説

【名前】壱號クローン体：01(まるひと)
【性別】女性
【年齢】0(数日)
【容姿】
カラーコンタクトの赤目に、染色したブロンド髪（銀・白より）の若々しい印象を受ける女性。愛煙家であり、禁煙の場所でもタバコをくわえたまま入ってしまう癖がある。なおその度に舌打ちする。アルマデルに在籍したのが20代半ばであるため、容姿はそれ以降成長していないが、精神は通常通り成長を続けている。違和感などは特に抱いておらず、本人は得をしたと言って喜んでいる。

……と本体同様の格好でアルマデルに帰投してきたが、死人が蘇ったように驚かれるのを繰り返して嫌気がさしたため大幅にイメチェン。髪を下ろして染色を直し、本体が買うだけ買って着てないようなものを私服としてチョイスするように。そのため縁もゆかりも無いチャイナドレスを身にまとっているが、何か変なプレイではない。
【性格】

守銭奴であり、金銭を積まれるとだいたい何でも引き受ける。お金に汚いというより、貯金というゲームを楽しんでいるらしく思いのほか払いも大きく金遣いは荒い。趣味で資産運用もしている。金銭に執着は強いものの育ちが悪い訳ではなく、むしろ暮らしには困らないくらいの財産を若いうちから取得したことからモラルや倫理観が欠如している部分があり、良い面では金持ちである＝幸せと結びついているでもないので鼻にかけたりせず、普通ではしないような回答を出せる。

反面残酷さや冷酷さ、頭のネジがやや外れている部分も強い。地頭が悪い訳では無いが｢考える｣ことは苦手で、特に複雑だったり明確な答えが無いことは考えることを放棄しているため、無闇矢鱈に現実を知って不愉快になるくらいなら無知に徹したほうが幸福だ、という哲学を持っている。

＿＿＿＿＿＿＿というのが理想の話。

本体と余り変わらないような振る舞いはしているものの、良い部分悪い部分も善悪を知らないからかかなり誇張されており、なおかつ知能的には見劣りするため難がある人物に仕上がっており、好戦的で見栄っ張りで子供っぽくナルシストな上、臆病者で逃げ癖のついた虚言癖持ちの差別主義者であり、飛び抜けて自己中心的。それも怖い相手に対しては臆病な一方で、弱い相手にはとことん意地悪で高圧的という有り様。 言動挙動もエキセントリックなものが多く、虫を殺すのが大好き。
自分の真似をして生活しろと言われているため口調などはかなり近しいのだが、思想や感情まで縛るような命令を受けていないのが幸か不幸か、それなりに楽しくやれてしまっている。監視用ドローンにも、痴話喧嘩や友達に絡む程度の喧嘩は撮影されているが、今のところは無害である。
【所属】アルマデル第八支部 保管対象
【戦闘】16
　┗/走る×10/跳躍×5/キック
【探索】1
　┗/模倣：布瑠部 藍
【容量】-
【レリック】フォール・ボーイ
【浮遊する】のコードが刻まれたスニーカー。側面に備えられたダイアルで自分に掛る重力を軽減し、地面を走るように空を駆け上がれる他着地の衝撃を弱めたり、加減を考えることで単純に早く走れるようにする、などが可能である。
【備考】=一般局員

殉職した第02小隊小隊長 布瑠部 藍 が報告用に帰還させた自身のクローンである。イーコールやカミサマによる生成物と近い成り立ちではあるが、体質的には一般市民となんら変わらないような状態であり、生まれてから間もないため罪悪感も特にはなく、イーコールの適合試験も図られていない。アルマデルの職務にも本体が下した【自分の真似をして生活しろ】の命令からそれなりに早くに順応しており、職務に差し障りもなかったため、扱いとしては一般局員。しかし、何が起きるか未知の生命体でもあることから保管対象としても同時に位置づけられており、一個の生命であること、必ずしも本体と全て同じ道を辿るようなものでは無いことも研究で判明している。しかし、異常事態や問題が発生した場合には、君たち局員に厳しい判断が必要となることもあるだろう。

【名前】黒鐘　志朗(くろかね　しろう)
【性別】男
【年齢】31
【容姿】
身長179㎝、サングラスと目元の赤い化粧が特徴的。金の耳飾りは魔除けのお守り。
アルマデル施設内では一般局員の制服の上に白衣。表に出なければならない時は白コートに黒い洋服を合わせて着ていることが多い。
実は目の下に隈が出来ているが、それを化粧とサングラスで見えないようにしている。
【性格】
一人称:私、僕　二人称:〇〇君、アナタ等。基本的に距離感が近い。上司にも気安く話しかける、怒られたらやめる。人と話す時は笑みをたやさないようにしている。好きなものは渋めの緑茶と甘いもの。嫌いなものは辛いものと酒。
【所属】
アルマデル第八支部05番小隊　研究班
【戦闘】4
　┗ /精密動作/回避/予測/射撃
【探索】11
　┗知識(コード)×2/知識(カミサマ)×3/話術/心理学/推測×2/洞察×2
【容量】5
【能力】
第一段階
二者択一
対象を指定する。指定された相手と自分の位置を入れ替えることができる。
ただし互いを視界に入れていることが条件、相手の目が見えない場合、暗闇などの問題で互いの位置を認識できない場合は使用できない。

第二段階
二兎を追う
対象を指定する。指定された相手を自分の近くまでワープさせることができる。
逆に相手の近くまで自分をワープさせるのも可能である。
能力を使う際、自分が相手を視界に入れていることが条件。

【備考】=(ドルイド)

過去にあった事故で兄を亡くしている。優秀な兄と未熟な弟として周りに比較されて生きてきた彼は兄が死んだのに自分は生きていることに対して罪の意識を感じている。
能力の使い方によっては誰かの身代わりになる事も誰かを犠牲に助かる事も、別の用途で使う事もできるかもしれない。

「ボクは＿＿＿アルマデル第八支部、04番小隊小隊長補佐、メアリー。」

「あら、お前…気軽にボクの名前を呼び捨てにするだなんて、随分舐められたものね。」





「……ふふっ、嘘よ嘘。仲良くして頂戴？ボクの美しさに見惚れないようにね。」

【識別番号】Sue_1025_JPN
【通称学名】メアリー・スー
【名前】Mary(メアリー)
【性別】おそらく女性
【年齢】不明
【容姿】画像参照。〝吐き気を訴える程美しい〟。身長171センチ。尚、顔は第八からの指示で意図的に顔を認識できないようにしている。スタイルもマネキンの様に美しい。
【性格】一人称はボク、二人称は敬意を示せない、見下している相手にはお前、敬意を示せる、認めた相手には貴方。悪戯好きで、自由気まま。飄々としており掴みどころがない。自分の美しさに自覚をもち、自信をもち、また、忌避もしている。彼女自身はメアリーと名乗り、そう呼ばれる事を良しとしているが、稀に特定の単語に反応を見せる。
【所属】04番小隊、小隊長補佐
【戦闘】
　┗危機察知×3 威圧×3 美貌×7
【探索】
　┗直感×4
【容量】3
【能力】《エゴ》
『告白』
自身の足元から紅い目玉、凶悪な歯を覗かせる口、手足のついた非常に醜い触手のような何かを出すことができる。稀に人語を喋る触手は、耐久性はまちまちだが攻撃力が非常に高く、ライセンスで示すなら怪力の力と同様と言える。召喚できる範囲はメアリーを中心に2.5m。高さも同様。

『懺悔』
不明。
【備考】=シキガミ


彼女の居場所は此処には無い。


～～～調査報酬～～～
Version.1：関係者の追憶が1上昇
Version.2：コード【反射】解放
Version.3：コード【変貌】解放
Version.4：コード【鏡】解放
Version.5：研究データ【1025】解放、メアリーの顔が認識できるようになる。関係者の侵食度2上昇

「はい。黒沼は、皆様の身代わりとなる〝捨て駒〟です。」

【名前】
黒沼 久遠 (ｸﾛﾇﾏ ｸｵﾝ)
【性別】
男
【年齢】
23
【容姿】
身長166cm
色白で細身。墨汁のように真っ黒なうねる髪は肩に着くまで伸ばしている。長いまつ毛をたくわえたその目はややツリ目。瞳は澄みきった空色。眉は常に困ったように八の字に歪められている。
服装は、一般局員の制服を身につけ頭には学帽を目深に被っている。常にどこかしらに絆創膏やらガーゼやらをつけている、怪我の多い人間だ。
【性格】
寡黙で従順。笑えと言われたらヘラりと力なく口角を上げるだけ、何を言われても怒ることはなく、ただその眉の八の字をさらに曲げることしか出来ない無能。殴っても、蹴っても、泣き叫ぶことはしないり刺したら、打ったら、叩いたら、分からない。
感情のないロボットのように、黙々と言われた事をこなす木偶の坊。そこにクソみたいなどうでもいい需要だとしても要るから、存在している。
【所属】
03番小隊 危険区域調査班
【戦闘】9
　┗/受け身4応急手当5
【探索】11
　┗/声帯模写5目星2読唇術1隠密3
【容量】0
【聖遺物】
『出来損ないの天罰(ネメシス・ナイフ)』

コード[虚無][切り裂く]が刻まれた特徴的なデザインのサバイバルナイフ。人の体を切り裂くことは出来ず、虚無…空間を切り裂くことが可能。その切り裂いた空間を彼が自力で塞ぐことは出来ない。切り裂かれた空間はランダムでどこかに繋がる。彼にはとても荷が重い。
【備考】
=一般局員
感情がない訳では無い。感情を露わにしたら耐えられないから、蓋をしているだけ。臭いものには蓋をする、だけ。
【SV】
「はい、何か御用でしょうか？｣

「かしこまりました。」

「すいません。」

「申し訳ございません。」

「貴方が全て正しい。」

「私が間違っておりました。」



「＿＿＿＿そうやって言ってれば、全部、終わるから。」

【名前】レヴナント・ディミトリー
【性別】男
【年齢】19
【容姿】ツンツンとした黒髪と糸目に眼鏡が特徴的。身長175cm、体重約59kg。服装に深いこだわりはないらしいが、足回りが動かしやすい格好を好んで着ている。
【性格】テキトーな言動や行き当たりばったりな所があり、マイペースというのが第一印象だろう。しかし、一般的な常識は持ち合わせているようでオンオフの切り替えが上手い。ドライブとピザが大好きなようで、たまに第八支部の経費でデリバリーを頼んでいるとかいないとか…。
【所属】アルマデル第八支部 07番小隊 護衛班
【戦闘】10
　┗/空手×5 、反射神経×3、回避×2
【探索】6
　┗/運転×3、跳躍、懐疑、話術
【容量】4
【能力】《豪脚》
(第1段階-告白)
純粋に脚力や走力、耐久性を引き上げる強化能力。具体的には足を用いる戦闘・探索ライセンスを3倍程度まで引き上げ、近代兵器のミズチですら刃が通らない頑丈さを獲得する。
(第2段階-懺悔)
第1段階の能力に加え、物理的に干渉出来ない物体であっても、足による行動であれば干渉出来る能力。ただし、対象の物体を頭で認識している必要がある。

【備考】彼はHO：叛逆の輪 である。
彼の罪は『怒りに任せて行動をした』こと。
簡単な話だ。高校で所属していた空手部にて組手の大会に出たのだが、相手がスポーツマンシップに反するような手段ばかり使ってきたのだ。それに対してレヴナントはイラつきを抑えられず、相手の顔面に全力の前蹴りをしてしまい、自分は選手としての資格を剥奪されるだけに留まったが、相手は後頭部を強く打って下半身不随となった。
その頃から、真面目に行動することが馬鹿らしくなったらしく、今のふわふわとした態度になったそうだ。

【名前】布瑠部 藍（ふるべ あい）
【性別】女性
【年齢】40
【容姿】
カラーコンタクトの赤目に、染色したブロンド髪（銀・白より）の若々しい印象を受ける女性。愛煙家であり、禁煙の場所でもタバコをくわえたまま入ってしまう癖がある。なおその度に舌打ちする。アルマデルに在籍したのが20代半ばであるため、容姿はそれ以降成長していないが、精神は通常通り成長を続けている。違和感などは特に抱いておらず、本人は得をしたと言って喜んでいる。
【性格】
守銭奴であり、金銭を積まれるとだいたい何でも引き受ける。お金に汚いというより、貯金というゲームを楽しんでいるらしく思いのほか払いも大きく金遣いは荒い。趣味で資産運用もしている。金銭に執着は強いものの育ちが悪い訳ではなく、むしろ暮らしには困らないくらいの財産を若いうちから取得したことからモラルや倫理観が欠如している部分があり、良い面では金持ちである＝幸せと結びついているでもないので鼻にかけたりせず、普通ではしないような回答を出せる。

反面残酷さや冷酷さ、頭のネジがやや外れている部分も強い。地頭が悪い訳では無いが｢考える｣ことは苦手で、特に複雑だったり明確な答えが無いことは考えることを放棄しているため、無闇矢鱈に現実を知って不愉快になるくらいなら無知に徹したほうが幸福だ、という哲学を持っている。

【所属】アルマデル第八支部 第02小隊 小隊長
【戦闘】14
　┗/斧×7、怪力×5、回避、拷問
【探索】3
　┗/医学、経理、芸術：皮革製品
【容量】3
【能力】呪胎聖刻（トード・エル・ディア）

本体に伴って浮遊する、無数のミニチュアサイズの黒い鳥居のような像を持つ能力。像自体に物理的な実体はないが容易に動かすことは出来、能力を発揮する際射程の円周に配置する、操作対象に標的をマーキングするなど目印に使う。

第一段階

100m以内に居る 犬 のクローンを1d6 生成・操作する性質を持つ。身につけたものはそのままで、服や首輪リードなども同じ数だけ増殖する。あくまで大雑把に操れるというだけで細かい命令などは出来ないが、代わりに代償を強いること、負傷前提や死亡前提などで犬の能力を瞬間的にその重さに比例し増強させることができ、最大で2、3倍程度のパワーを発揮することができる。一例に、損傷を気にしなければ体力の限界を気にすることなく移動させて、概ね平均時速30～40kmほどで継続的に追跡する、などがあげられる。

第二段階

150m以内に居る 犬 のクローンを1d8 生成・操作する性質を持つ。身につけたものはそのままで、服や首輪、リードなども同じ数だけ増殖する。第一段階より大幅に操作性が成長しており、人間と同等程度の複雑な指示に耐える。代償を強いること、負傷前提や死亡前提などで犬の能力を瞬間的にその重さに比例し増強させることができ、最大で3、4倍程度のパワーを発揮することができる。一例に、損傷を気にしなければ体力の限界を気にすることなく移動させて平均時速30～40kmほどで継続的に追跡する、などが挙げられる。

【備考】=アポリア

アルマデルにおいてはベテランであり、役割も戦闘班として経験も長い武闘派。各判断にクセが強いものの安全牌を切る時には切れるクレバーさは残しており、小隊長として周りを引っ張る役目……ではあるものの、なぜだか原因は不明だがふとした時に人望がないような気がしているのが悩み。

いわゆる地元の名士の家に生まれた女。親族は元々は牧場経営者であり、土地運用などで利益を伸ばしていた。自身もそれを引き継いで、前職は犬のブリーダー兼畜産業者であるが、その商法は下劣であり、小さな工場程度のスペースにタコ部屋状態で詰め込む。餓死や弱って販売できなくなった個体は飼料としてミンチにする。それで足りない分はタガメ、ゲンゴロウ類など肉食昆虫を養殖した池に廃棄する、皮革製品に無断で混入させるなどを繰り返していた。しかし因果応報で共食いによる奇病・奇形が蔓延したことや、愛護団体に実態を掴まれそうになったことで廃業している。能力の関係上犬をよく連れて歩いているが、愛着などは当然微塵もないし、飼育ノウハウもない。なぜ始めたかというなら、金になるから、山奥の土地を相続したからというだけである。斧 のライセンスや怪力のライセンスが異様な値にあるのは、屠殺をするにあたりコストカットと称して斧を用いて手ずから手を下していたからで、体系的な武術ではないが、労力その他正気の沙汰とは言い難いその経験は基礎の扱い方を習熟するには十分で、簡単な武装転換の"慣れ"を身につけて以降は問題なく戦闘に耐えている。

罪の意識は【良い商品を効率よく消費者に与えられなかったこと】であり、精神的疾患などをともなった職員に適正な価格より大幅に値を下げてクローン体を販売する、という慈善活動で贖罪まで完了している。つまり第二段階の能力が解放済。

｢…カササギと呼べ…好きなものは、『簡潔』だ…｣
【名前】鵲 蘆(ｶｻｻｷﾞ ｱｼ )
【性別】男
【年齢】26歳
【容姿】機械的なフルヘルム、ガントレット、ソルレットを装備し、それぞれにチューブの繋がった強固なガラスのタンクを背負った男。
フルヘルムとタンクだけはほぼ常に装着しているが、それ以外はときたま外している。
身長184cmで、引き締まった体を持つ。いわゆるスポーツ体型だ。
ほぼ常に虹色の霧に全身を包んでおり、遠くからは姿が見辛い。
【性格】好きな物事や意味のあること以外に執着の少ない、簡潔な性格。
しかしその該当するものに対し究明に心血を注ぐ、没頭癖もある。今彼が興味を持っているものが、『イーコール』や『カミサマ』なのだ。故に、彼はここにいる。

対人関係では、『自分にとっての相手』を職業や経歴、種族など様々な部分の質問でもって『探求』。その上で、損得勘定にかけて『究明』する。
つまり会話にこそ慣れていないが、彼は『知的な生物』自体には興味がある。
1個人を重要視して損得を見るタイプであり、差別的な思考は特にない。が、『種族的な差』があることは否めない、と思っている。例えば女性より男性の方が力が強く、それは『体の規格』であるため『心の規格』には関係ない、というような。

彼は人と関わることはなかった。たった一人で、だからこそ『自分とは全く違う知的生物』を、そのそれぞれを知りたくなったのだろう。
【所属】アルマデル第8支部0番小隊長開発班
【聖遺物】｢Prism Extractor｣
本来、彼の通った跡に虹色の塊を再現なく生み出してしまい、かつ感情の上下によって量が増減する、『カミサマの呪い』だ。

数秒経てば消えるようなものではある。
しかし厄介なのが呪いというものでもある。

霧はあらゆるものをすり抜け、固形物は、光以外の物質の『物理法則を無視する』のだ。
つまり、固形物のある位置に何かがあったり、誰かがいれば、『触れている部分が消失する』。
気体自体も、彼以外が吸い続けると危険な毒性の高いものである。

…彼が5歳の頃、魔女はくちづけを施した。
人々は彼を恐れ、そして独りになっていったのだ。
ただ書斎の牢獄に閉じ込められ、1日3度の少なくない食事と大量の情報を詰めたパソコンと、紙でできた大量の本だけが彼の友達だった。
独りには慣れた。
故に彼は知識を付け、牢獄は別館へと変わる。
もうすでに、独りには慣れたから。
そしていつか、彼は自身の身体を担保として『エリアーデに投資を勧誘した』。
知識をつける内に、存在を知ったのだ。
賭けが失敗すればモノとして、人道を外れた研究を行われていただろう。

だが彼は約束通り、生き抜く肉体と、必要な部品とエリアーデの血、そしてイーコールを以て、呪いを我が物とする装置を約束通り携えたのだ。



聖遺物の詳細を記載する。
口から発生する霧を吸うため、一時的に物質の特殊な力を取り除くコードを刻んだヘルム、チューブ、タンクにより虹色の固形化する霧を備蓄し、機械的なガントレット、ソルレットから放出する装置である。
エネルギー源としてもコードが利用されている。

それぞれ、ガントレットは手首の表側と掌、肘。ソルレットは膝と足裏、膝裏から発射可能。
出力や固形化後の形状、固形化が解けるまでの時間や固形化するタイミング、霧の動きは調整可能。
ヘルムの中心にあるカメラ部以外の円形部品に刻んだコードにより、自身の周りに固形化する前の霧を纏うこともできる。手を伸ばして届く距離までならばある程度の操作も可能。
固体は物理法則を無視するため、触れたものを消滅させるが、聖遺物や特殊な能力を持つ物体は弾くのみ。しかし、あらゆる影響も無視して弾く。同じくあらゆる影響を無視した攻撃を受けた場合、爆発が起きる。
また形状調整の応用で、半液体や物理法則を持つ固体も生み出すことができる。
半液体はすり抜ける力を利用し、自らの肉体に限り、運動神経のみと結合して信号を送ることができる。痛覚はない。
霧から半液体に、半液体から固体に変化させられるが、固体から半液体に、半液体から霧に戻すことは不可能だ。

固形化しないかつ危険でない霧も一定数あるが、フィルターに掛けられ、ガスマスクのそれのような呼吸口から、古い息と共に排出される。性質は違うが、固形化するものと同じく虹色に輝いている。
【戦闘】危機感知×3、体術、走行、狙撃
【探索】機械工学×4、情報工学×4、開発技術×3、文書読取×3
【容量】0
【備考】特殊ハンドアウト:一般局員
一人称は吾(ﾜ)。

罪はある。…今のところ、能力の開花する可能性は限りなく薄いが、研究を進めていきたいところだ。
【sv】｢…吾の一言は………労力の上にあると知れ……………多くを語るのは………疲れる。｣

【名前】
α-007(アルファーゼロゼロセブン)
【性別】
男型
【年齢】
7歳
【容姿】
身長2.5m。画像参照。黒をベースとしており顔の尖った部分とお腹にある丸い球は赤色。金色のラインが所々見える。護衛用として作られたので通常のロボットよりも硬く作られており、銃火器を装備している
【性格】
丁寧な口調で真面目な上にお節介。自分に厳しい。意志が強く一度やると決めたらやり遂げようとするし、ダメなものはダメと口にする。悪く言えば頑固者。人間のことを好むように設定はされているが、人間の中にも微妙に好き嫌いがあるようだ。恐怖は取り除かれているので、考えずに身体が動いてしまうことが多々ある。低い男性の音声が使用されている。
【所属】
アルマデル第八支部07番小隊所属　護衛班
【戦闘】12
┗/合金製×5・護身術×4・射撃×3
【探索】3
┗/視覚・聴覚・瞬発力
【容量】
5
【能力】
《我盾の元に：この能力は害あるものから自分を護るための結界を貼ることができる能力。1ロル間は攻撃を受けないが、その場から動くことが出来なくなる。使用後は三ロル間のクールタイムが必要となる》
第二段階
《汝の盾とならん：この能力は害あるものから自分と半径30m圏内にあるものを護ることができる能力。効果は1ロル間とし、発動者はその場から動くことができなくなる。使用後は3ロル間のクールタイムが必要となる》
【備考】
《機動要塞：君は決して死ぬ事は無い。もしも死亡判定を受けた場合は、拠点で作り直され、記憶の一部を失って３日後に再起動する事が出来る。ただし再起動する度に侵蝕の現在値が1ｄ3上昇する》

彼の罪は《見殺し》だ。彼は守るべきニンゲンを見殺しにしてしまった。守れると思ったが、上半身が吹っ飛んで消えてしまったんだ。それが彼の罪であり、後悔である。その時から彼は自分に厳しくなっていったし、自分から危険な場所へと向かうようになっていった。だってニンゲンは脆いから。自分は機械だから何度でも直せられる。怖くなんてない。なのにどうしてこうも虚しい気持ちにさせられてしまうのだろう。もしもニンゲンだったならば触れる温もりを知れただろうか。みんなと一緒に温かいご飯を食べられただろうか。何故私達は機械なのに感情を持ってしまったのだろう。その問いを投げかけられる人はもういない。

【名前】花曇 若葉 (はなぐもり わかば)
【性別】女
【年齢】18
【容姿】身長152cm。アッシュグレーの長髪は癖がなく、おさげに結われて左右でぴょこぴょこ跳ねている。前髪はM字にわけて目にかからないように、サイドは髪の内側でピンで止めている。垂れ目がちな若葉色の瞳はいつだって丸く、暖かな光を携えて。よく伸びそうな頬はもちもちとしている。
ノースリーブの白Yシャツに紺色の短いネクタイ、プリーツスカートは膝上3cm。外では此れに加えてジャケットやパーカーを羽織り、アルマデル内では支給された一般職員の制服や白衣を羽織っている。中には黒のタイツを、よく転びがちな事から滑り止め付きの厚底ショートブーツを履いている。戦闘時には指先の出る黒手袋を装備するが、普段は制服の内ポケットに閉まっている。
【性格】馬鹿真面目で馬鹿正直な大馬鹿者。おっちょこちょいで、いつだってふにゃふにゃしていて頼りがない。正しく、もしも誰が死んでも良い様な状況で誰かが死ななければならないのなら、君が死ぬのがきっと妥当だ。
【所属】アルマデル第8支部05番小隊所属特攻班
【戦闘】(14)
　┗ 怪力×6、体術、柔軟、運動×2、幸運×4
【探索】(6)
　┗ 勤勉、幸運×5
【容量】0
【能力】なし
【聖遺物】万物粉砕式超大型ハンマー「ラベッジ」
全長2m強、通常時のヘッドは直径1mに及ぶ超大型ハンマー。総重量は150kgに及ぶ。刻まれたコードは[蓄積・解放]
内部にはモーターとプロペラが組み込まれており、プロペラの回転により前方へ掛かる力を蓄積、解放することで爆発的な火力を生み出す。
【備考】一般局員

【名前】真砂 荼々良 (マサゴ タタラ)

【性別】女

【年齢】17歳

【容姿】灰色の髪を二つに結い、暗い緑の、いかにも不機嫌そうに細めた瞳を二つこさえている。鼻にはそばかすを携え、口角はいつだって下がり調子。
身長、体重共に年相応の数値である。
打撃武器として最低限の威力を備えた大きな水網を手に持ち、白シャツに紺のウェーダーを着ている。世界の存亡をかけた機関に一見似つかわしくない彼女からは、池と鴨の香りがする。

【性格】自己肯定感が低いことを除いて、年齢にしては拗れていなく実直な性格だといえる。論理的に物を考えているつもりで、知らぬうちに情に流されるような青二才。皮肉が口をついて出ることが多々あるが、その矛先は主に自身。
『馬鹿』ではないが、とりわけ最近の流行だとかにおいては知識が薄い。彼女はそれを恥じていて、隠したがる傾向にある。
不必要な干渉はされる分には嫌いじゃないけど、自発的になれるほど親切心があるわけじゃない。ルールだってばれないように破る。物事を悪い方へ考える傾向があり、考え込むあまり睡眠もままならぬことがたまにある。
好きなものは生き物全般、苦手なものはシナモンや蜂蜜の香り、それから早起き。

【所属】アルマデル第八支部05番小隊所属 後方支援班

【戦闘】9
　┗/遠望、棒術×4、受け身、体力×3

【探索】6
　┗/遠望、嗅覚、生物学×3、植物学

【容量】5

【能力】『青粉』
<第一段階>
青緑色をした直径数cm程度のゾル状の物体を、一ロルあたりに約600L(一般的な家庭用の浴槽三据分を満たす程度)発生させる。
物体は集合することで一部液体のような性質となり、起伏を問わずに移動を行ったり、任意の物体を掴む、移動させるといったことも可能。本人の意思で自然消滅するが、手持ちの網を使って回収することもできる。
自分の大きさ程度ならば他の物体の形状に変化させることが可能。任意の触れた対象へ腐食作用を発生させることもできる。
射程は自身の視界が及ぶ範囲だが、腐食作用がはたらくのは自身を中心とした半径10mの範囲内。

<第二段階>
未明。

【備考】
『特殊ハンドアウト』二つの道
ひねくれた根性に反して彼女は優しさを備えている。──それは慈悲や真心ではなく、卑下によってもたらされたもの。
経路はなんだって構わない。
只、『扱いにくい残機』となるか、『愛しい足枷』となるか、未だ結果は算出されていない。

元は水田農家であった彼女は、この機関にごく一般的な方法で介入を果たした。
戻りたいとは思わない。ここは羽振りもいいし、退屈しないし、何より────