終末論とエリアーデの仮説

「しっ。静かに。──────そのまま私に溺れていいよ。」



「よしよーし、怖かったな。そう、そうか。いいよ、ずっとここにいな。」




「私のそばにいればいい。それだけで、幸せにしてやるさ。　　　　　　　　──────ッッッヘケ（笑）」
【名前】 Kontraid Jenne（コントレイド・ジェンヌ）
【性別】Female
【年齢】28
【容姿】画像参照。身長175cm。黒いトレンチコートをよく羽織っている。紺色のローラースケートを履いていることもしばしば。
【性格】彼女は誰かの拠り所。誰にだって優しくしてやるし、誰にだって抱かれる、誰だって抱いてやる、誰にだって金を貸すし誰にだってキスをしよう。貴方が望むなら私の全てを捧げてあげる。みかえりはそうだな、ほんの少しの涙と愛を。それだけで彼女は幸せなのさ。






──────────なーーーーーーーんて。
面白いこと、いっちゃって♡

【所属】13番小隊隊長
【戦闘】12
　┗/剣術×6/体術×4/威圧×1/第六感×1
【探索】3
　┗/誘惑×2/第六感×1
【容量】3
【能力】吸涙鬼
『告白』涙を見た相手の能力とライセンスをその日限りで使うことができる。
『懺悔』涙を見た相手の"涙を流す原因"を少しでも解決できた場合、その相手の能力を永続的に取得することができる。


【備考】=2つの道
彼女の背負っている罪は『多くの女男を泣かせてきた罪』。恋人をとっかえひっかえして遊んでは、浮気不倫で人を泣かせる【罪な女】だなんて。



泣かせてくれる、映画みたいな人生。



　





ねぇ、貴女も。



────────ヒアソビにさ、手を出してみない？

『..............──────時にワタシ、職業柄非常ォォォにィィィィィィ.....................耳が。〝 良い 〟んです。』



『ええ、ええそりゃもう何でも聞こえますとも。この部屋のどの時計が修理が必要であるかァ...どの時計が『刻み始めた』か....この先左に曲がったところのくッッ.......だらない夫婦喧嘩の内容から雪が地面についた音、子供のヒソヒソ噺............』

『..........ッ゛.....................だァァァァッ！！！もう〝 煩わしい〟！！！！だから、つまるところ何が言いたいかってッ！！！！今の貴方はワタシにとって仕事の邪魔だと言うことだッ！！！！ドキドキドキドキ、秒針の音に混じって聞こえくるそのォォ──────.......』


『 ..............────貴方の〝乱れた 鼓動〟が。』


『...........ほォらな。』

『〝 ま た だ 〟 。また、〝 跳ねた〟。』

『"..................... Hey you. ....... "You're "in love" with someone again, aren't you?"』


（.............ねえ貴方。.......どうせ〝また 〟誰かに〝恋 〟でもしてンでしょウ。）

【名前】イメロロギオ・M・イグルーシカ
【性別】自認、男
【所属】無所属
【容姿】画像参照 200cm。
確か遠目から見ても目立つ程、人間にしては背の高い男のような見た目をしていた。
けれど彼の近くを
歩いてみればどうか。
触れて見ればどうか。
話してみれば、どうか。
柔肌の下に血管が通っている様子は無く、関節を動かす度にキリリ、と小気味の良い歯車の音が響く。触れれば、その全てが『機械仕掛け』であることは言うまでもない。薇を巻くことで彼は稼働し、薇が切れれば無論沈黙。
〝 誰かが巻いてくれなくちゃあ生きていけない 〟。そんな不完全さはそこには要らないと言わんばかりに『ゼンマイが切れた時に、そのゼンマイを独りでに〝 マキナ（巻きな）〟おす〝 機械〟』が彼の身体には備わっているというのだ。薇を巻き終えて稼働再開したのなら、片手間にその『巻き直す機械』の『ゼンマイ』を再び巻きながら
今日も滞りもなく
『完璧』に

〝 踊る〟。


【性格】
彼はやたらと忙しがない。なにせ時間は有限だ。
そして酷く『綺麗好き』で『几帳面』。歩幅もタイミングも必ず秒針に合わせて進み、泥だらけの靴は勿論ボタンの掛け違いも許、せ、.......な.....................い..............

.................................................
.................................................
（キリリ、キリリリリ..............）
（──────カキン。）


ここまでが昼間の〝彼〟である。
彼は昼と夜で『人格』に伴い容姿さえも異なるようだ。
どちらも同一人物であるが昼夜で『互いに記憶の共有』はされておらず、故に昼間は『新たな時計を作り、そして時間を刻む。紡ぐ為にお喋りな人格』である必要が。夜は『調律し、治す為に寡黙な人格』である必要が。記憶が共有されないからこそ、彼等は『1人の人物』として縫い合わせるために毎日毎日リアルタイムで話した言語を打ってくれる『タイプライター』を身体に装備。彼の母国語は『ラテン語』。そして口にする基本言語は『英語』、そしてタイプライターに記されるのは基本的に『日本語』だ。



【戦闘】機械工学（2）
【探索】 芸術 （5） 記憶力 （2）聴力（7）
【容量】4
【能力】
『fac, quod rectum est, dic, quod verum est.
─ ─ 最終楽章 ─ ─ 』
彼にとって『時間』とは〝楽器〟だ。『調律』し『整え』『調整』する。
例えばキミが『ご飯を食べている約30分間』『勉強に使っていればよかった』.......そんなふうに考えていたとしよう。
ならば彼の元へ尋ねてみるといい。キミが『ご飯を食べていた時間』と引き換えに『30分間勉強した結果』へと時間をあるべき所へ戻し、『調律』する。
愛する人が、〝 自分を庇って 〟死んでしまった。
.......嗚呼、そんな時は。
『愛する人達と過ごした時間が11年』だったと仮定して、その時間を消費する選択を取るならば。
『愛する人達がその11年間まだ生き続けることが出来る』、そんな『調律』を施そうじゃあないか。



・人間であるキミが考え無しに『食事をした時間を1週間消費して別のことに使ったことにしたい』なんて言おうもんなら、1週間は食事を取らなかった.......そんな結果が残るだろう。
その場合、その場で君は餓死することになる。



・消費できる時間の条件は『自分に関連する時間』と『過去自分が存在している時間内』のみである。


・例に出した『恋人との11年間』を消費した場合、そもそも『出会っていない』ことになる。故に互いの自認は『そもそも2人が出会わなかったら』.......そんな人生として描かれることになるだろう。

【ハンドアウト】機動要塞
【概要】
6時に『彼』は目覚める。
９時にはクックロビンの調律をし
12時には『時計の調整』を。
3時に美味しい紅茶を飲み。
6時に『彼』は眠りにつく。
そして「彼」が、目覚めるのだ。


時計師である彼が構えている店の名前は『クックロビン』。

現在、彼の正体は『機械仕掛け』の『カミサマ』だ。
昼間の仕事は『あらゆる世界線のあらゆる時間を区分し正しく刻むようにと時計を作ること』。
夜の仕事は
『あらゆる世界線の時計の故障を治すこと』。




【？？？】
1つ、彼は『目でものを見ていた』時間を捧げた。そしてこれからも景色を見ることは無いだろう。


1つ、彼は『生きたそばから』〝 なにか〟に時間を消費しに進む職人だ。

1つ、彼は──────


（キリリリリリ、..............──────カシャン。）


『".............. ────── Now, it's time for tuning .』

（..............──────さて。



〝 調律（仕事）〟の時間だ。）

名前】タロー(田丸 治郎)
【性別】男
【年齢】28歳
【容姿】身長165cm。ブルーで塗装されたずんぐりむっくりした身体。お腹にはモニターパネルが内蔵されている。目(？)は赤くなったり青くなったり…そして暗闇で光る。モニターパネルにて行動種別「ロマンティック」を選ぶと、手足のホースがニュイーンと伸びステキな(？)プロポーションになる。
【性格】基本的には、柔和でお人好し。救わねばならぬと思った人物に対して突然強い執着心を顕にするなど、やけに人間くさい部分があり、行動が読めない。「お前人間だろ」と言われると、「ち、ちがうロボ～」と雑なロボアピールをしてくる。実はメンタル激強おばけ。一人称はタロー。
【所属】アルマデル第八支部13番小隊所属 医療班
【戦闘】(5)
　┗/頑丈×5
【探索】(12)
　┗/和ませ/洞察/心理学×10
【容量】3
【能力】『ザ・ビートルズ』
地中から昆虫型の機械を召喚する。彼らは楽団であり、軽音楽器による演奏が可能。演奏された楽曲のメッセージ性に伴って届けたい相手に精神的ライセンスを演奏中のみ付与する。
【備考】導きの力
支部では【機動要塞】と呼ばれる事もあるのだろうが、それにしては、どういう訳か彼は酷く死を恐れるのだ。　まるで人間のように怯え、人間のように嘘をつき、人間のように辻褄の合わない行動をする。　導き出される答えは一つ、どうやら彼は……殺せば死ぬらしい。
初対面の職員と出会った際、お腹のモニターパネルにて彼の「行動種別」を三種類から選ばせる。医療班といっても、彼はメンタルヘルス専門なのだ。あなたに一番「効く」ものを選ぶといい。

『ドラマティック』
熱い展開が好きなあなたへ。あなたを積極的にリードしながら全力で関係を深めようとするが、時折超展開になることも覚悟してくれ。
『ロマンティック』
素敵なプロポーションになり、内蔵スピーカーからムーディーな音楽を流しながら様々なラブ・ハプニングを起こしつつ、あなたを愛し、そして愛されるよう努力するだろう。時に激しく、時に切なく。
『ポエティック』
ちょっぴり繊細なあなたへ。あなたの言葉に耳を傾けながら、共に花や月を愛でよう。心の琴線に触れる何かがみつかるはずさ。

【名前】白 雪(ツクモ ユキ)
【性別】女
【年齢】31歳
【容姿】身長179cm。肌は雪のように白く、髪は黒檀のように黒く、唇は血のように赤い。まるで、『白雪姫』の冒頭を彷彿をさせる恵まれた容姿を持ちながら─────けれど、愛らしいと形容するにはその美貌は凍てつく程に凛としすぎていた。髪型とヴェールは常に耳を覆い隠しており、纏う色は彼女の魅力を最大限に発揮させ得るであろう強く濃い色。気圧されるような貫禄を放つ女王様のように見せる事を、彼女自身はもはや厭わない。
【性格】外面は極めてよく、組織の中を器用に立ち回る。柔和そうで面倒見の良い人物としての振る舞いが殆どであるが、とりわけ【一般局員】【奴隷階級】【アポリア】【硝子細工】【代替の器】のH.O.を所有する職員に対しては独裁政治と揶揄される程の苛烈な扱いをする。彼女の癇に障る行動をした部下および職員は「どうして私に相談報告しなかったのかしら」と陰湿に問いただされる事だろう。自分中心に回らぬ事が気に食わないのだ。
【所属】アルマデル第八支部3番小隊所属 小隊長
【戦闘】(5)
　┗/威圧×5
【探索】(5)
　┗/威圧×5
【容量】10
【能力】『鏡よ鏡』
獲得…高い解像度を有する反射物に触れる事で、それに過去写ったものを透視する事ができる。水などの可変物質の場合は波が立てばもう見えない。
昇華…不明
【備考】特権階級
ヴェールと髪に隠されたものは、自分自身で切り落としたルクレルクの血筋の証。
彼女の罪悪感は、一度でも悲劇のヒロインに成り下がってしまったことだ。
ゆえに、彼女はヒロインを許さない。
無垢であることを許さない。無知であることを許さない。
他人に対しては勿論のこと、なにより自分自身にだ。
悲劇に酔いしれる暇などないが、情念は力になるだろう。
いかなる手段を使っても成り上がれ。彼女はそうして生きてきた。

【名前】Karna Reddy/カルナ・レッディ
【性別】男性
【年齢】24歳
【容姿】身長178cm.堀りの深い(濃いめの)顔立ち、くせ毛気味の長髪を後ろで束ねた髪型、浅黒い肌、あご髭。長い眉毛と下まつげが特徴的。体型は脱ぐとそれなりに筋肉質。
【性格】まず日本語がほぼ通じない。インド訛りの英語を話すが、難や引け目、あるいはコンプレックスを感じているようで、寡黙で物静かな人物だと思われがち。母国語の癖で「あ？」と言ってしまうので一部の局員から怖がられてすらいる。一方でアルコールにめっぽう弱く、ひとたび酒を口にすると立ち所に本性が現れる。言語の壁などなんのその、大袈裟な程のジェスチャーと限りある語彙を駆使し、どうしたらそんなに喋り続ける事ができるのかと思う程のお喋りに変貌するのである。どれほど酒に弱いのかは、酩酊と意識の混濁によって「まるで自動翻訳機を通したかのよう」にめちゃくちゃになった彼の母国語を見るに明らかだ。根っこは単純、褒められるのが好きですぐ調子に乗る。寂しがり屋でとにかく誰かと一緒に居たい。賑やかな方が好き、家より外派、世渡り上手な次男気質。ひらりひらりと立場を変えて、長いものに巻かれつつもいつのまにか忽然と姿を消し、平然と自分の好きなことをしている。彼はそういった究極のマイペースだ。また、無料と言われるとその誘惑には基本的に抵抗できない。貧乏や拝金主義ではない。いかに身銭を切らないかに至上の悦びを見出し、とにかく得をするのが大好きなのだ。彼の何十回目かわからない禁酒宣言はいつも誰かの「奢ってあげる」の一言で挫折している。腕っぷしと気の強い女が好き。
【所属】アルマデル第八支部12番小隊所属 戦闘班/第二支部より派遣
【戦闘】(13)
　┗/「エルド=SRC]取扱×10/瞬発力×3
【探索】(2)
　┗/値切り/交渉/
【容量】(5)

【能力】
[オール・オア・ナッシング]《1.獲得》
この能力は、0か100か、一か八かを賭ける能力だ。発動に成功すればゾーンに入り身体能力・思考力等が飛躍的に上がる。目には見えないものの、彼曰く体感的には身体能力だけではなく運も向上しているという。しかし発動に失敗すれば酷く痛い目を見るリスクを常に背負っている。
(ダイス処理が発生する戦闘に於いて、戦闘判定ダイスを振った後、能力ダイスを振る事が出来る。1d100/50以上で最高値(＝1d100の場合100)、50以下で0の判定となる。他人のダイス目は変えられない。)
[デッド・オア・アライブ]《2.昇華》
先述の能力の強化版。生死を賭ける諸刃の剣である。
(ダイス処理が発生する戦闘に於いて、戦闘判定ダイスを振った後、能力ダイスを振る事が出来る。1d100/50以上で相手の、50以下で自分のHP[最大値]の半分まで与ダメージ。一日に2度しか使えない。他人のダイス目は変えられない。)

【備考】(＝平和の証)
彼の罪は普遍的だ。人を殺した訳じゃない。女を犯した訳じゃない。凄惨な家庭環境でもない。ただ周囲の期待に答えられなかった、それだけのことだ。
文武両道を地で行く神童と呼ばれた幼少期。いつしか100点を取ることは当たり前になった。勝つ事は当たり前になった。1点でも落とせば落胆される。小さな村の中で、その小さな少年の無敗伝説は眩しすぎたのだ。16にもなった頃には、とっくに自分が特別な存在ではない事になんて気づいていた。故郷である南部から首都へと進学し、早くに家族と離れて暮らしていた事は幸か不幸か、彼に嘘をつき続けさせる環境を作ってしまった。初めはほんの若気の至りだった嘘も、後には引けずやがて現実と理想の著しい乖離を引き起こす。
やっと入れた大学をとっくに中退していた事すら家族には言えないまま、死んだような数ヶ月を過ごした。酒を飲み、寝て、起きて、嘔吐し、そしてまた夜になれば街へ繰り出す。100点が取れない人生ならば0点のほうがましだった。それでも自殺なんかが出来る度胸もなく、資金が底を尽きた頃、金目当てで怪しげな組織の被検体に応募することになる。それで殺してもらえるのなら、自殺するより容易かったのだ。
そして彼はイーコールと適応した。組織についての話を詳しく知ったのは、その後だ。
民衆へ存在を隠したいこの組織は、彼が『大企業に就職した』と家族に吐く嘘を全力でバックアップしてくれた。第八支部への派遣の話が上がった時にも、故郷からなるべく離れる為に真っ先に立候補した。組織ぐるみの嘘なのだ、カルナ・レッディはこうして死ぬ事なく、故郷の村で未だにヒーローとして記憶され続ける。
そして、この組織でもまた。彼は[100点満点のヒーローの役]を演じ続ける。

【名前】日満寺 百貫(ヒマンジオワン)
【性別】男
【年齢】26
【容姿】身長1.5m、体重110kg。低身長、超体重、縮れ毛髪、眼鏡、男性の凡そ醜い要素を全て兼ね揃えた男。汗が凄い。
【性格】一人称は僕、二人称は君。温厚で平和主義。友達は少なく自己肯定感は極めて低い。積極性に欠け臆病で引っ込み思案。モテない要素の大半を兼ね揃えた男。
【所属】アルマデル第八支部8番小隊雑用係
【戦闘】5
　┗/忍耐/我慢/辛抱/根気/執着
【探索】5
　┗/記憶/洞察/接客/事務処理/情報技術
【容量】5
【能力】大希晩成
彼が自発的に行った物理的な行動や攻撃で誰かに勝る事や決定的な影響を与える事は絶対に無い。ただし、知人に伝授された技ならば必ず絶大な効果や影響を齎す。
【備考】=愚者の鐵
昔から出来損ないだった。けどイーコールを注入する前の方がまだマシだったって今なら思うよ。戦闘訓練は常に最下位。学生時代も結局、逃げてばかりで何も無し得なかった。もしかしたら、此処にいたら、何かが為せるかもって思ったんだ。……思ってたんだ。

【名前】シエル・オプスキュリテ
【性別】男
【年齢】17歳

【容姿】
黒のスーツに赤のコートを羽織っており、バネの仕込まれたシューズを履いた青年。
小柄な体躯と童顔も相まって、あまり年相応に見られることがなく、シューズを厚底にして対抗しているが焼け石に水であったりする。
【性格】
表面上へらへらとしており、楽観的に思われがちだが、その実警戒心が強く、慎重派。
自分自身の身が危険にならず、また隊にとっての被害が最も少ない方法を模索するため情報収集に余念がなく、能力やそれまでの経歴もあり、隊では斥候を自ら担っている。
好きな物は甘いもの。

【所属】アルマデル第八支部・第10小隊戦闘班斥候

【戦闘】9
　┗/敏捷2、短剣6、体術、

【探索】8
　┗/危険察知2、気配遮断2、嗅覚、聴覚、武器知識、医学

【容量】3

【能力】跳梁跋扈(ラ・ニュート・ノワール)

第一段階

自らの動作を加速させる能力。

一挙手一投足、その1つの動作を加速、行動完了までの時間を短縮させる。

銃のリロードや抜刀などの場合、その場で行動完了。攻撃に用いると、高速での打撃、斬撃が行われるようになるシンプルな能力。
しかし、加速するのは単一の動作であるため『リロードする』は1つの容量で完結させることが出来る。
ただ、『走って殴る』などの場合、『走る』動作と『殴る』動作をそれぞれ加速させる必要があるため、容量を2つ消費する必要がある。

第二段階

自らを加速させる能力。

第一段階とは違い、単一動作を加速させるのではなく、行動開始から、行動完結に至るまでに付随する動作全てを加速させることができるようになる、

『走る』『殴る』それぞれを加速させるのが第一段階ならば、『走って殴る』一連の流れを加速させるのが第二段階。
そのため、純粋に容量消費の効率が良くなるのはもちろん、戦闘や探索においての危機対処能力も向上している。

【備考】=神託の聲

アルマデル第八支部に所属する前は、特定の住居を持たずに放浪しつつ『何でも屋』のようなものを営み、表に出せないような行為に手を染めていた経緯を持つ。
文字通り『何でも』やっていたため、年齢に比べて死線を何度も経験しており、治安維持を目的とした部隊を相手取って逃げ延びている。

彼の罪の意識は『友人たちを見捨てて逃げ延びたこと』である。
かつて、Arkに関しての調査を依頼され、内部に潜り込んでいた際のことだ。潜入した場所はArkたちによって情報が操作され、誘い込まれたダミーハウスの一つであり、罠であったことが判明。その時には既に全員助かるすべは潰えていた。
結果、仲間たちを見捨て、自分の持てる技術全てを用いてその場から脱出することを選んだ。
以降、仲間とは再会できておらず、そのことを非常に後悔している。
そのため、能力は『他者を出し抜く』ことに特化したものとなっている。

【名前】ナラク
【性別】女性
【年齢】秘匿/外見は16歳ほどに見える
【容姿】身長156.3cm、体重78.8kg。
色素の抜けた外ハネの白髪に血のような赤い瞳の女性、少しつり目で髪はもみあげの長さが左右で違い左の方が長い。
日に焼けておらず脂肪の少ない引き締まった健康的な体の女性。左目が2つ、腕が4本あること、腰から尾が生えている事を除けば普通の人と変わらない姿をしている。
背から生える腕は手首辺りから先の肌が真っ黒で、腰から生える尾は逆に真っ白。
服装は基本的に動きやすい服を好んで着用し、背中の露出した物をよく着ている。これは4本腕のせいであり彼女自身は背中の露出した服を着る事は恥ずかしがっている。
【性格】一人称:私、二人称:あなた、君
感情豊かで表情豊か、少しつり目なためか初対面の時にはほんのちょっと近づきずらいような、そんな雰囲気があるかもしれないが実際に話してみればそんなことは無い、表情が分かりやすく、会話を楽しみ、悲しい事があれば泣き、嫌な事があれば顔を顰め、怒る事もちゃんとある、そういう普通の性格をしている。食堂なんかで1人の知り合いと他愛ない話をしながら食事を取っていそう、そんな子。
感情が素直で表情からそれなりに察しやすい。
【所属】アルマデル第八支部6番小隊 戦闘班
【戦闘】
　┗/同時作業/並列思考×2/怪力/剣術×3/体術×4/瞬発力×3
【探索】
　┗/同時作業×2/並列思考×2/怪力
【容量】1
【備考】
彼女は「特異点」だ。
彼女はアルマデル第八支部の優秀な研究員達によって生み出された人造のカミサマだ。比較的人に近い容姿と人の自意識を持つ数少ない成功例、それ以上でもそれ以下でもない、またそれ以外でもない。特別な何かなど持たず、他の特異点達と同じく行動の全てを観察されながらアルマデル第八支部の駒として生きている。
昨日知り合い、今日他愛ない話をして、明日死んでいるかもしれない、そんな存在が彼女だ。
生まれから人と違うけど、その生き方はとても人間らしさに溢れている。

【名前】ダウノット・リーグリッド
【性別】女
【年齢】19歳
【容姿】身長161cm。眉より上でアシメの前髪、麿眉、重たい瞼のじと目系で、ダウナーな印象を与える少女。肌色はどちらかといえば不健康そうな方で華奢。紫掛かった髪色、細い髪質をしており、低めのお団子ヘア。重たい瞼から覗く黄色の瞳は猫のように鋭い。
白衣とチャイナ服が混ざったデザインの服を着ており、袖は長く手はすっぽりと覆い隠されている。踵からのんびり歩く癖があり、ブーツの底は厚く重い。

【性格】一人称はボク。二人称はキミ。世間の一般常識や普通に縛られることを嫌い、人からの言うことは1度抵抗する素振りを見せる。そのわりに人には何かを押し付けようとするが、本人からすれば冗談のつもりであり、本気で怒られたりするとわりと凹む。世界なんてものどうでもよく、ただ好きに、自由気ままに研究をしながら暮らすのが理想。その実負けず嫌いの一面を持つ。珈琲は何も入れないか、飽和するまで砂糖を入れてから飲む派。

【所属】アルマデル第8支部06番小隊所属索敵係

【戦闘】2
┗ 軍隊格闘、空間認知
【探索】13
┗ 神様知識×2、聞耳、ハッキング×3、ピッキング×2、暗記、隠密×2、地理、心理学、植物学、洞察

【容量】5
【能力】『 夢幻の貴方へ 』
1段階目：記憶したものを映像データとして電子機器に転送し、転送した機器から投影・再生を可能とする。
2段階目：セカイに干渉し任意の幻影を映し出す。幻影は人の目、人工物を通しても存在しているが、触れることは不可能。

【備考】= 術式血統
生まれ、育ち、共にアルマデル第8支部。
情報室長である円 澪を親のように慕い、06小隊の情報処理、防壁外部のカミサマの生態調査、レリック製作の仕事をこなす傍らでお手伝いをしている。

「最低限はこなすわ…けどそれ以上は期待しないでね。」
【名前】
アランナ・アックフィールド
Alana Uckfield
【性別】女性
【年齢】29
【容姿】
深いワインレッドのショートヘア。切れ長で琥珀色の瞳。182の長身で細身。
ほとんどの場合一般局員の制服を着用しているが、肝心のジャケットだけは自前のものを用意している。お気に入りは濃紺の無地。
常に煙草を咥えている。禁煙の場所でも火を点けずに咥えているほどのヘビースモーカー。
持ち歩いているバイオリンケースは二重底で、バイオリンの下にはエルドが入っている。
左利き。
【性格】
感情の起伏が乏しく、感慨というものをほとんど持たないように見える。自分の意見はあまり主張したがらない。求められれば控えめに献策するが、指揮は遠慮する。射撃や狙撃で援護する立ち回り。
酒煙草カジノに興じる。バーで頼めばバイオリンも弾いてもらえるだろう。
【所属】
アルマデル第八支部11番小隊所属後方支援
【戦闘】7
　┗制圧射撃×3/狙撃×3/諜報
【探索】5
　┗科学知識/カミサマ知識/煙草/酒/ディーラー
【容量】13
能力と連動して、00UTCにリキャストする。
【能力】双子の悪魔
マクロな対象の力学的ならびに熱力学的諸量を精確に観測また予測できる。任意に中断するか、00UTCを過ぎるまで持続する。対象は視認できるものに限るが、視界から外れても持続できる。
昇華後；上記に加えて対象に係る物理定数ひとつの値を変更できる。任意に中断するか、00UTCを過ぎるまで持続する。定数ひとつにつき容量をひとつ消費する。
【備考】= 第三支部
学位論文が非常に高く評価されたことと、その内容を懸念されたことからアルマデルにスカウトされる形で入隊した。しかしながら当の論文は、それらしい字句をそれらしく並べただけのものであり、また論拠とされたデータは都合よく加工されたものである。ポストモダン的哲学誌に文脈が拡大解釈され、またその分野の学者が自然科学データの改竄を見抜けなかったために不当に高い評価を受けることとなってしまった。本人は学位審査の締切に追われる形で改竄に手を出しており、真っ当に論文を書き上げられなかった負い目と、不当な評価の上に盛り上がる学会に罪悪感を感じている。かけられる期待に耐えられず不慮の事故による死を装って入隊した。
ちなみに件の論文のタイトルは、『埋蔵資源量変動から想起する悪魔の階段的文明発達のミッシングリンク』