侵蝕と追憶
侵蝕上昇の要因、侵蝕の限界到達追憶上昇の要因、追憶の使い道
侵蝕とは、研究員達の体内に抽入されたイーコールが身体を蝕む事であり、人体や人格や自我に大きく影響を与え、完全なカミサマへと近付いていく事を云う。システム的な面で言うならば侵蝕度は0から始まり、10が上限である。
侵蝕が進行する事を、「侵蝕度の上昇」と呼ぶ。主な要因としては、イーコールを宿した生物が恐怖を感じた時や生命の危機に陥った時、イーコールはその状況を打破する為に宿主である生物の身体を改竄しようとすることにある。それに伴って人体や人格や自我に影響が及ぶ。
上限に達すると完全にカミサマ化してしまい、理性と人格と自我を失いほかの研究員に被害を与える討伐対象となる。侵蝕が追憶以下にならない限り実質的なキャラロストだ。
追憶とは、自我への執着である。今まで関わってきた人物との記憶や絆が多いほど、強いほど、濃いほどに追憶は上昇する。それによって、侵蝕が上限の10に達しても追憶が同じだけあればカミサマ化を抑えることが出来る。要は侵蝕が上限に達するまでに上昇させておかなければならない数値である。
追憶の上昇にはいわゆる他者との交流が必要である。その人物がまだ人で居たい、こんなやり取りをしたのを忘れたくないと思えるような交流をすることで上昇する。
追憶の値は、消費する場合がある。それは誰かを蘇生する時であったり、運命に抗う時であったり、様々な場面で使うことが予測される。その際に侵蝕が10のままでは、追憶を消費した瞬間にカミサマ化してしまうだろう。
追憶を高めながら、侵蝕を減少させる様に心掛けて行動することを推奨する。
2021/9/21